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西安で家を借りる【アパートを決める際のチェックポイント】
前回は物件に関する基本知識をご紹介しました。
今回は物件の選び方、良し悪しの見極め方についてお話しましょう。
まず、前回紹介した基本知識を基に、中介が提供する情報が自分の希望する範囲の物件か判断します。もし何件も紹介してくれているのに、希望とかけ離れたものばかりなら、要望が伝わっていないか、紹介できる物件が限られているか、あまり良い業者でないかのいずれかです。腕の良い業者は、大体の要望が伝われば希望に近い物件を幾つか紹介できます。要望をあまり考えずにとにかく押し付けようとする業者とはすぐに話し合いを打ち切りましょう。
情報を見る時にもうひとつ大切なのは、書かれた情報だけで期待し過ぎないことです。豪華と書いてあっても三十年物の豪華物件かも知れませんし、家具家電が全部揃っているとあっても、安物ばかりで全然使えないこともあります。特にネット上だけで情報を見る場合は、話半分として疑ってかかったほうが安全です。絶対に自分の目で見てから決めましょう。
思わしい物件があったら、実際に中を見せてもらいます。看房費を取る中介なら、何件見ても一律料金なので遠慮せずにどんどん見せてもらいましょう。一度に何件か見られるよう候補を幾つか挙げておくと効率的です。
中を見る時の最大の注意点は、絶対に昼間の明るい時に見せてもらうということです。暗いと問題物件をつかまされかねません。また、大家さんや中介が言うことを鵜呑みにせずに、設備を一つ一つチェックしてください。例えば、ガスコンロの火はちゃんとつくか、テレビやエアコンは問題なく動作するか、窓の開閉から玄関のカギの開け閉めまで、小さいことも怪しんで徹底的に調べましょう。私は一度、昼間に見たにもかかわらず、日当たりが悪く、かつ電球が切れていたために、浴槽に水漏れの問題があるのをチェックできず、大丈夫だと言う業者と大家さんの言葉を信じて失敗したことがあります。また、ガスコンロをつけてみたらつかなかったので文句を言ったら、大家さんが試してみたところ、火がついた時に一瞬コンロの周囲一面が炎で包まれたこともありました。いくら中華料理とは言え、キッチン台全体まで火がまわる必要はないです。あれは完全な故障でした。こちらの方は、誠実な方もいるにはいますが、普通の人で日本のせこい業者レベル、ちょっとせこい人が日本の悪徳業者レベルと思って接しましょう。日本人的な遠慮は絶対禁物です。室内が暗い時に備えて懐中電灯を用意しておくことをお勧めします。
騒音等についてですが、音は普通上から下にしか行かないので、最上階なら騒音で悩まされることは少ないですが、最上階は暑いです。(特に夏は、エアコンをつけていても、1台程度の力では室内で汗がタラ~っとなる可能性があります。)もし大勢で騒ぎたければ(って、そんな人も少ないと思いますが…)、1階を選ぶのがオススメですが、冬は“暖気”がついていても底冷えがするので、1階を選ぶなら床暖房になっているところが良いでしょう。横向きの音は壁の厚さに左右されますが、築2,30年の古いマンションは壁が厚いものが多いのに対し、最近の新しいマンションは壁も天井や床も薄いので、音が筒抜けに近い場合さえあります。隣に耳の遠いお年寄りが住んでいると、常にはっきり聞こえるテレビの音に悩まされることもあります。ただ、新しいマンションに入るのはお金のある近代的で静かな生活を求めて買い取って住んでいる人が多いので、ちょっとした騒音でも文句を言われかねないですが、エレベーターもない古いタイプのマンションは低所得者層の賃貸者、特に若者が多いので、夜遅くまで騒がしい場合があり、少々騒いでも誰も気に留めない傾向があります。つまり、防音効果は少なくても、新しいマンションのほうがシ~ンとして騒音そのものが少ない傾向があります。一長一短なので、住人の傾向なども大家さんに聞いてみると良いでしょう。
外国人としての最大のチェックポイントは、セキュリティです。パッと建物を見て、ほぼすべての窓に盗難防止柵がついていれば、泥棒が多い可能性があります。団地に死角が多く、ちょっと広めの路地に面しているなど、泥棒にとって仕事をして逃げやすい環境がある団地は危ないです。ある友人は、泥棒通りと言われる道に面する団地で、建物の1階で集中ドアロックになっている4階の部屋で、窓に柵がついていたにもかかわらず、机の上に置いていた財布を盗られました。団地全体としては窓に盗難防止柵をつけている家が少なくて、自分が選ぶ家に柵がついていると、泥棒は比較的狙いにくい団地で、かつ自分の家は対策がしてあるということになるので、より安全かと思います。一方、団地全体のガードマンが厳しいとか、建物が集中ドアロックになっているとかは、プロの泥棒は簡単にクリアするので、友人を招く時とかに面倒な思いをさせられるだけで、そんなに意味がないように感じます。
大家さんについては、少々きつめな感じでもしっかり責任感のある大家さんが望ましいです。何でもOK的な大家さんは肝心な時に何もしてくれません。家の造りや家具などを見るとどのくらいお金持ちかが分かりますが、中途半端なお金持ちは本来貧しかったのが突然の成金になったケースがあり、ものすごくせこかったりします。家の中の物が傷んでいないか頻繁にチェックしに来て、留守でも勝手にカギを開けて入って来る大家さんまでいます。そういう人は、家を返す時にちょっとしたことで敷金から差し引こうとしてきますので、用心しましょう。大家さんの人となりや評判は、後で中介の人にこっそりチェックしておきましょう。
アレコレ書いていたら何だか長くなってしまい、少々マニアックになってきてしまいましたので、とりあえずこの程度にしておきます。またの機会に、間取りや立地条件、相場などについてお伝えしたいと思います。
【関連記事】
・西安で家を借りる【アパート探しは良い“中介”探しから!】
・西安で家を借りる【アパート選びに必要な基本知識】
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今回は物件の選び方、良し悪しの見極め方についてお話しましょう。
まず、前回紹介した基本知識を基に、中介が提供する情報が自分の希望する範囲の物件か判断します。もし何件も紹介してくれているのに、希望とかけ離れたものばかりなら、要望が伝わっていないか、紹介できる物件が限られているか、あまり良い業者でないかのいずれかです。腕の良い業者は、大体の要望が伝われば希望に近い物件を幾つか紹介できます。要望をあまり考えずにとにかく押し付けようとする業者とはすぐに話し合いを打ち切りましょう。
情報を見る時にもうひとつ大切なのは、書かれた情報だけで期待し過ぎないことです。豪華と書いてあっても三十年物の豪華物件かも知れませんし、家具家電が全部揃っているとあっても、安物ばかりで全然使えないこともあります。特にネット上だけで情報を見る場合は、話半分として疑ってかかったほうが安全です。絶対に自分の目で見てから決めましょう。
思わしい物件があったら、実際に中を見せてもらいます。看房費を取る中介なら、何件見ても一律料金なので遠慮せずにどんどん見せてもらいましょう。一度に何件か見られるよう候補を幾つか挙げておくと効率的です。
中を見る時の最大の注意点は、絶対に昼間の明るい時に見せてもらうということです。暗いと問題物件をつかまされかねません。また、大家さんや中介が言うことを鵜呑みにせずに、設備を一つ一つチェックしてください。例えば、ガスコンロの火はちゃんとつくか、テレビやエアコンは問題なく動作するか、窓の開閉から玄関のカギの開け閉めまで、小さいことも怪しんで徹底的に調べましょう。私は一度、昼間に見たにもかかわらず、日当たりが悪く、かつ電球が切れていたために、浴槽に水漏れの問題があるのをチェックできず、大丈夫だと言う業者と大家さんの言葉を信じて失敗したことがあります。また、ガスコンロをつけてみたらつかなかったので文句を言ったら、大家さんが試してみたところ、火がついた時に一瞬コンロの周囲一面が炎で包まれたこともありました。いくら中華料理とは言え、キッチン台全体まで火がまわる必要はないです。あれは完全な故障でした。こちらの方は、誠実な方もいるにはいますが、普通の人で日本のせこい業者レベル、ちょっとせこい人が日本の悪徳業者レベルと思って接しましょう。日本人的な遠慮は絶対禁物です。室内が暗い時に備えて懐中電灯を用意しておくことをお勧めします。
騒音等についてですが、音は普通上から下にしか行かないので、最上階なら騒音で悩まされることは少ないですが、最上階は暑いです。(特に夏は、エアコンをつけていても、1台程度の力では室内で汗がタラ~っとなる可能性があります。)もし大勢で騒ぎたければ(って、そんな人も少ないと思いますが…)、1階を選ぶのがオススメですが、冬は“暖気”がついていても底冷えがするので、1階を選ぶなら床暖房になっているところが良いでしょう。横向きの音は壁の厚さに左右されますが、築2,30年の古いマンションは壁が厚いものが多いのに対し、最近の新しいマンションは壁も天井や床も薄いので、音が筒抜けに近い場合さえあります。隣に耳の遠いお年寄りが住んでいると、常にはっきり聞こえるテレビの音に悩まされることもあります。ただ、新しいマンションに入るのはお金のある近代的で静かな生活を求めて買い取って住んでいる人が多いので、ちょっとした騒音でも文句を言われかねないですが、エレベーターもない古いタイプのマンションは低所得者層の賃貸者、特に若者が多いので、夜遅くまで騒がしい場合があり、少々騒いでも誰も気に留めない傾向があります。つまり、防音効果は少なくても、新しいマンションのほうがシ~ンとして騒音そのものが少ない傾向があります。一長一短なので、住人の傾向なども大家さんに聞いてみると良いでしょう。
外国人としての最大のチェックポイントは、セキュリティです。パッと建物を見て、ほぼすべての窓に盗難防止柵がついていれば、泥棒が多い可能性があります。団地に死角が多く、ちょっと広めの路地に面しているなど、泥棒にとって仕事をして逃げやすい環境がある団地は危ないです。ある友人は、泥棒通りと言われる道に面する団地で、建物の1階で集中ドアロックになっている4階の部屋で、窓に柵がついていたにもかかわらず、机の上に置いていた財布を盗られました。団地全体としては窓に盗難防止柵をつけている家が少なくて、自分が選ぶ家に柵がついていると、泥棒は比較的狙いにくい団地で、かつ自分の家は対策がしてあるということになるので、より安全かと思います。一方、団地全体のガードマンが厳しいとか、建物が集中ドアロックになっているとかは、プロの泥棒は簡単にクリアするので、友人を招く時とかに面倒な思いをさせられるだけで、そんなに意味がないように感じます。
大家さんについては、少々きつめな感じでもしっかり責任感のある大家さんが望ましいです。何でもOK的な大家さんは肝心な時に何もしてくれません。家の造りや家具などを見るとどのくらいお金持ちかが分かりますが、中途半端なお金持ちは本来貧しかったのが突然の成金になったケースがあり、ものすごくせこかったりします。家の中の物が傷んでいないか頻繁にチェックしに来て、留守でも勝手にカギを開けて入って来る大家さんまでいます。そういう人は、家を返す時にちょっとしたことで敷金から差し引こうとしてきますので、用心しましょう。大家さんの人となりや評判は、後で中介の人にこっそりチェックしておきましょう。
アレコレ書いていたら何だか長くなってしまい、少々マニアックになってきてしまいましたので、とりあえずこの程度にしておきます。またの機会に、間取りや立地条件、相場などについてお伝えしたいと思います。
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